大声


アメリカに来て、2か月ほど経過して、
少し落ち着いて来た。

ホストファミリーのM家にホームステイ
させて貰い、少し
ここの住人について
客観視が、出来る様になって来た気がする。

主に、ホストマザーのKatの事について
感じる事は、色々と多かった。

見ていると、彼女は、すぐに怒鳴りだ
す。

もし、2、3回ほど、普通の話し方で注意して、
それでも子供達が、言う事を聞かなかったら

怒鳴るのは、仕方がないとは思うけど、
Katの場合、いきなり1度目から怒鳴っている。

何度かKatに、長女のMelや、長男のJas
間違われて、怒鳴られたことがあった。

一度目は、ト
イレに入っていた時、ドアを
ドンドンと叩かれて、「開け
なさい!」と怒鳴られて、
驚いた私は、「ワォ!」
と声をあげてしまった。

彼女は、中に居たのが、私だと気が付くと、
間違いに気が付いて、軽く謝って、
その場を去って行ったけど、
あの勢いで、
突然に怒鳴られた時は、
身がすくんだ……

次は、末っ子のAshの側に座って居て、
ホストファザーのBilが、私に対して
「アイ
スクリームを食べるか?」と聞いてきた時、
(
10:00p.m.ごろの遅い時間だった。)
そのBilの言葉だけ聞こえていた彼女は、
振り向きな
がら、「アイスクリーム!?」と、
Bilが、5歳のAsh
に言っていると
思い込んで叫んで来た。 


そんな感じで、怒鳴りがちな母親に
育ててられている子供達の
長女のMelは、もちろん、長男のJasも次女の
Linや末っ子のAsh
でが、声を荒げる事が多い。

Jasが、Ashにちょっかいを
出すと、Ashは、
「Jas!あん
たなんか大嫌い」とキーキー声を
しょっちゅうあげている。

M家は、気が短いタイプが多かった
そして、それぞれお互いに、
信用していない感じだった。

特に、長男のJasは、
全員から
信用されていなかった。
私もそう思っていた。

いつも
は、良い子だけれど、自制心が無く、
嘘をつく事が多かった


前に、レストランで昼食を食べ終わり、
Katが、二枚の1ドル札を
ウェイトレスへの
チップとして置いていたのに、彼が、
後からそれを
盗っている姿を見た。

彼は、先日、末っ子の指を切ってしまった
ばかり
なのに、もう、彼女を邪険に扱い、
また怪我をさせてしまうのではないかと
見ている私は、心配していた。

また、彼は、9年生
だけど、私が通っている
公立高校には通学していなかった。

遠くの私立に通っていて、
中学生時代に
喧嘩をした為と、
あまり
勉強ができないた為だと聞いていた。


ホストマザーのKatは、怒鳴りな
がら、よく
「私の家」とか、「私のオフィス」とか、
「私のトイレ」と、
自分の所有物であって、貴方
達には、
貸している物なんだぞ! 貴方達の物じゃ
ないんだぞ!
ということを言っていた。
short fuse

まあ、確かに、今、ホストファザーのBilは、
仕事が無いらしく、皆が、食
べていられるのは、
彼女のおかげなんだけど……

相変わらず、ホストシスターのKimは、
そんなKatを嫌がっていた


17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。
高田 ふーみん
ダイヤモンド社
2025-03-05