新入

欠席していたのは、
たったの二日だけだったけど、
その間に一つ大きな変化があった。

学校を休
みだした日から、
新しい子が学校に来
ていた。

日本人女子生徒のNorや
中国人女子生徒のJanと、行動を共に
していた。

の子の名は「Nat」。 日本人女子生徒だった。

昨日のブランチタイムに、
いつものように、図書
室に行った。
Library

廊下側の窓からNorと一緒に
座ってい
るアジア系の顔が見えた。

一目で「あっ、日本人だ」
見分けた。
そのテーブルに向かって
行き
「Hi!」とみんなに挨拶をした。

その日本人は、英語と日本語とで、
ノートをとっ
ていた。
字を見て、「やはり日本人だな」
と確かめた。
そこで、どこの県の出身か
知りたく
なったので、
質問してみた。

「You are Japanes, aren't you?」
「Why do you know ?」
「I saw your writting .
It 
is Japanese.」

私が英語で話しかけたので、
日本語が話せないアメリカ生まれの
日系人に思われ
たらしい。

そこで、日本語の会話に移した。

島根県松江出身の18才。
一年半のアメリカ滞在で、
これまでは、日本人の家庭に
ホームステイしていたそうだが、
それだと日本
話してしまうので、
知り合いのアメリカ人の家
に移って、
学校も変り、この高校に来たと
の事。

P丘に、ホームステイ先があるらしい


「日本の生活は、楽しかったけど、
これじゃい
けないと思って、
アメリカに来たの」と彼女は言った。

11年生に編集して、この学校を
卒業したら、
日本の大学に
行きたいと言う。

「どこの大学?」
「早稲田」
「どんな科とかもう決めて
るの?」
「教育心理学科」

へぇ〜、
ちゃんともう進路を
決めていて、Natの第一
印象は
「しっかりした子」だった



今日は、Oonと話をしながら、
ホストファザーのBilの迎えを待った。

彼女は、ドイツ人の血が、
流れてるのだそうだ。

ハーフかぁ、見分けられないけど、
Bilが言うには、アメリカ人も、
ヨーロッパ人も
一緒の様なものらしい。 
mixed-blood


17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。
高田 ふーみん
ダイヤモンド社
2025-03-05